『白竜』(はくりゅう)は、原作:天王寺大、作画:渡辺みちおによる日本の漫画作品。『漫画ゴラクネクスター』(日本文芸社)にて1996年9月から2007年12月26日まで連載された。
- 日本語名白竜
- ジャンルヤクザ漫画
- 掲載誌漫画ゴラクネクスター(増刊含む)
- 出版社日本文芸社
- 作者渡辺 みちお
- 国・地域日本
- 発表期間1996年9月 - 2007年12月26日
- 巻数全21巻
あらすじ
渋谷を縄張りにしている暴力団・黒須組。元は練馬の小さな組織だった勢力を伸ばしたのは、全て若頭の白竜こと白川竜也の手腕によるものだった。白竜は、今ひとつ頼りがいのない組長の黒須勘助に代わった。構成員わずか約40人の黒須組を率いる若頭・白竜こと白川竜也を主人公としたヤクザ漫画で、もっぱら黒須組のシノギとそれに絡んだ他組織・企業との抗争を描く。[1]
登場人物
白川竜也(しらかわ たつや) | 本作の主人公。通称白竜。暴力団黒須組の若頭。常に冷静沈着で頭が切れ、様々な策謀をめぐらしては黒須組の資金源を確保していく。 |
黒須 勘助 (くろす かんすけ) | 黒須組組長。白竜に絶対の信頼を置き、侠気あふれる人物ではあるが一方で女好き。お調子者でかなり身勝手な所があり、お世辞にも有能とはいえない。 |
田代輝人(たしろ てるひと) | 黒須組若頭補佐。頭が固く細かい事に拘るタイプ。黒須勘助にあえて諫言をするという貧乏くじの役回りを引き受けることもあるなど、責任感は強い。 |
佐田安 啓二 (さだやす けいじ) | 黒須組の組員であるヤクザで36歳。額に「悪」の一文字があるのが特徴。組員の中では格闘系タイプ。 |
若菜 ケンジ (わかな けんじ) | 黒須組の組員であるヤクザ。24歳で田代輝人の舎弟。制裁を受けた際、割れた瓶で白竜に滅多刺しにされた額の傷はその後も残っている。 |
用語
黒須組 (くろすぐみ)
渋谷を拠点とする独立系組織。元は練馬の組織で組の規模は40人ほど。元々は練馬の田んぼの中に事務所を構えている弱小組織だったが、白竜が組に入ってから5年で勢力を一気に拡大し、渋谷に進出する。
作者紹介
プロフィール
氏名:渡辺 みちお(わたなべ みちお)
生誕:1954年7月27日
国籍:日本
職業:漫画家
作品
- 銭牝地獄(作:遠崎史郎、コミックマガジン、芳文社)
- 渡世無頼(作:喜田健夫(北芝健)、漫画サンデー、実業之日本社、全3巻)
- まるごし刑事(作:北芝健、漫画サンデー、実業之日本社、全75巻、愛蔵版全19巻)
- 海雀王(作:志村裕次、傑作麻雀劇画、実業之日本社、全3巻、マンサンQコミックス版全2巻)
- 東風三銃士(作:志村裕次、傑作麻雀劇画、実業之日本社)
- スタント(作:来賀友志、漫画サンデー、実業之日本社、全1巻)
- 運び屋(作:今野敏、漫画サンデー、実業之日本社、全1巻)
- 三種の雀器(作:三田武詩、別冊漫画サンデー 傑作麻雀劇画、実業之日本社)
- 白竜(作:天王寺大、週刊漫画ゴラク、日本文芸社、全21巻)
- 白竜LEGEND(作:天王寺大、週刊漫画ゴラク、日本文芸社、全46巻)
- 白竜HADOU(作:天王寺大、週刊漫画ゴラク、日本文芸社、連載中、既刊24巻)
- 不動(作:天王寺大、週刊漫画ゴラク、日本文芸社、全9巻)ほか